本当に残念なことですが、心ない業者、あるいは技術や知識のない業者によるトラブルは少なくありません。
トラブルに遭わないためには業者選びをしっかりすることはもちろん、よくあるトラブル事例を知っておくことも大切です。
追加工事が必要になった(E様)
おすすめされた商品が気に入ったのでリフォームをお願いしたら、いざ工事をはじめたら「配管の関係で追加工事が必要です」と言われてしまい……。
不安だったので契約時に「追加工事はありませんよね?」と聞いたのにこのありさま。
別の業者に変更したかったくらいですが、時すでに遅し。
もめ事になるのもいやだったので追加工事の費用を支払いましたが、納得できません……。
便器の位置がおかしい(U様)
トイレリフォームが終了して扉を開けてみると、便器の位置が明らかにおかしい……。
以前はもっとトイレのうしろのほうにあったのですが、かなり前のほうに設置されているんです。
うしろに無駄なスペースはあるわ、便器に座ってみると目の前に扉があるわでもうがっかり。
「やりなおしてもらえませんか?」と聞いたら「追加工事になるため費用がかかります」と言われ……。
追加工事の費用を払うのがしゃくなので現状のまま使っていますが、まさかこんなことになるなんて……。
これも提案したスタッフに知識がないために起こるトラブルです。
「知識がないために合わない商品を提案してしまう」→「無理矢理設置してしまう」→「便器の位置がおかしくなる」ということでしょう。
トラブルに遭わないためにも十分な知識を持った業者を選ぶことが大切です。
よく見るとクロスが汚い(G様)
トイレリフォームをお願いしてから5年ほど経ちましたが、なんだかクロスが剥がれていたり、クロスとクロスの間に素の壁が見えてくるようになり、なんだかとてもみすぼらしい印象です。
知人宅もトイレリフォームから5年が経っているようなのですが、クロスはとてもキレイ。
なんでこんなに差が……。
簡単そうに思えるクロスの貼り替えですが、素人やセミプロとその道のプロがやるのとでは、その仕上がりに雲泥の差があります。
施工直後はそんなに差がないように見えるのですが、だいたい5年もするとクロスが剥がれたりしてくるのです。
そもそもトイレは湿気が多いため、壁自体がダメになってしまっている場合が多いです。
その時に表面のクロスだけ貼り替えても剥がれてくるのは当然の事なので、この場合は石膏ボードから交換する必要がでてきます。
このようなクロスのトラブルを避けるためにも現状説明をしっかりと行ってくれる、クロス貼り替えをプロにまかせているところを選びましょう。
かなり高い費用を請求された(H様)
具体的な値段は伏せますが、ある有名リフォーム会社さんにお願いしたらかなり高い見積もりが出ました。
そのときは「こんなものなのかな」と思ってお願いしましたが、あとで知人に話すと「そんなに高いのはおかしくない?うちもトイレをリフォームしたけど、Hさんのところの半額くらいですんだよ」とのこと
その後、インターネットで検索してみるとその会社の悪評と価格の高さに関する記事が出てきて……。依頼前に検索しておくべきでした。
その業者の評判をインターネットで検索することはとても大切です。
H様のように「依頼する前に検索しておけば良かった……」と後悔される方もいらっしゃいますので、必ず検索されることをおすすめします。
買い換えて5年程のトイレなのに買い替えが必要と言われた(N様)
ある時トイレの水が流れにくくなった時に、困ってトイレの修理業者を呼びました。
修理が始まってすぐに「このトイレはもうダメだから交換した方が良いですよ!」と交換を進められました。
まだ購入して5年に満たないトイレなのに、使えないと家族全員困ってしまうのでやむなく交換しました。
しかし後日インターネットで調べてみると、同じ状態になった方がかなり多く、どうやら詐欺に合ってしまったようです・・・・。
実際このトラブルは多く発生しています。
陶器にヒビが入っているなど、本当に交換しなければならないケースはあります。
ただし、交換して5年で寿命になることはほとんどありません。
トイレが使えなくなると確かに困りますが、一日我慢していくつかの業者を呼ぶことをおすすめします。
提案したスタッフにトイレリフォームの知識がないために、「追加工事が必要になり、当初の見積もりになかった費用が出る」といったトラブルが起こることがあります。
これは「提案」と「工事」を別々のスタッフ、あるいは会社が行っているため。
提案と工事を同じスタッフが行っているところなら、十分な知識に基づいた確かな提案が期待できます。